下川原孝氏の作品。

 

下川原氏は、国際・全日本マスターズ陸上М100やり投げ円盤投げの世界記録保持者。本書には、100歳を超えても尚アスリートであり続けられる秘訣がいろいろ書かれておりますが、ざっくり一言で言うならば

 

「体調を整える」

自分の体をよく知り、よく観察し、錆びないようにこまめにメンテナンスして、そうやってなるべく老化の進行を遅らせていくということです。

 

「体力は蓄えられない」

体をほぐさなければすぐに固くなるし、動かさなければ動かなくなると書かれてありますが、本当にそうで心臓の手術をしてからこのことは嫌というほど痛感しました。

手術を受けて実感、筋力は使われなければすぐ衰える!!

 

 

極端なことを言えば「老化=体の縮み」だと思っているので、なるべく体のあちこちを伸ばそうとするのですがなかなか思うようにはいきません。

 

頑張ってストレッチをして伸ばしても、ゴムみたいなものですぐに元に戻っちゃう。それをほぐしてほぐしてちょっとは柔らかくなってきたかなと思っても、少しでもやらなくなっちゃうとまた振り出し。そんな日々です。

 

それでもやらなければますます固くなってしまうわけで、なんでもそうだけどそんなちょっとした積み重ねが後に影響するんですよね。筋膜リリースとか流行っていますけど、どうやったら筋膜がほぐれるのか目下研究中。とにかく緩めるということが大切だと思ってそれを意識してやっています。

 

 

あとね、水分をきちんと取ることの重要性。これについてもね、本当にその通りだと思います。

 

今は割と丈夫になった方だけど、体質的に体のバランスが少しでも崩れるとすぐに具合が悪くなってしまいました。そんな時に必ず言われるのが「水分を取りなさい」 母親から「おかしいなと思ったら、こうなる前にもっと早めにポカリを飲むなりして対処しなさい」とよく小言を言われました。

 

自分の体調に鈍感なうちはことごとくそのタイミングを外して「そんなこと言われも・・・」と内心反発していましたが、少しずつ対処していけるようになりました。自分の体はそうやってケアして自分で守っていくしかありませんからね。

 

 

本書の中に、「晴天スポーツ・雨天書道」という言葉が登場します。晴れた日はスポーツ、雨の日は書道をするという友人の机の上に貼ってあった言葉だそうです。晴れた日は外で体を動かし、雨の日は家の中でできる趣味をする。死ぬまでやれる目標でありこれ以上の目標はないと書かれていますが、私にとっても目標となりずっと覚えておきたい言葉のひとつとなりました。

 

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・・・そうそう。

最近、頭皮が固くなっていないかどうかが気になって、よくチェックするようになりました。

 

長くなったので、その話はまた近いうちにUPしたいと思います。

それでは、また。