観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日(ひとひ)我には一生(ひとよ) 栗木京子 「我には一生」にある背景は何なのか。観覧車の他には何も見えてきません。「観覧車」の一言で「一生分の想い」と釣り合うほ […]
「朝倉冴希の作品」の記事一覧
連作「ガーデン」を再構成してみました
「ガーデン」 あそこにもニラが自生しそのことにようやく気づく花の咲く頃 根絶やしにされないように刈り取られ側溝脇で枯れる夏草 またの名を月下美人と申します 彼とはそんな恋をしました くたばった […]
【自作連歌】駅前旅館
駅前旅館 東西線7番出口すぐ脇に白地に黒く駅前旅館 踏み入ればあまたの靴と階段にオブジェのように並ぶスリッパ もてなしは女将ひとりがやるらしく僅かながらに息は乱れて ひと癖もふた癖もある内装は […]
【小説】教科書を捨てた料理研究家
なぜだか知らないけど、料理研究家のリュウジさんが夢に出てきました。夢の中の私は、どこか学校のような場所にいて、教科書、またはドリルを使って漢字の練習をしていました。集中できずにいると、場面が突然切り替わり、 […]
【自作短歌】連作・無音の叫び (朝倉冴希)
第65回角川短歌賞応募作品「引力」 「天才凡人8周年記念ワンマン大感謝祭2019 」に参戦したときのことを詠んだものです。 ※天才凡人について詳しい情報はこちら あれから3年が経ち、彼らは今日 […]
残暑見舞い申し上げます
五木寛之氏の著書「生きるヒント」にこんなことが書かれてありました。とあるアサガオの研究結果に感銘を受けたという話なのですが、どうやらアサガオが花を咲かせるには朝の光を受けるだけでは不十分らしいのです。夜の冷 […]
【読者日記29】 俵万智著 歌集「サラダ記念日」
本日、「サラダ記念日」だったから・・・。俵万智さんの「サラダ記念日」について語ってみることにします!! この本の初版が販売されたのは1987年の5月。てことは、今からちょうど30年前。もうそんなに経っていた […]