【ジャンクジャーナル】

どうやってここまできたの
・・・✂︎・・・✂︎・・・
ゴワゴワに貼って汚してプラットホーム

わざとでもそうじゃなくても
エフェメラはアーティファクト
ちぎれ具合も

::::::::::::::::::::::::::::☕︎
セピアは珈琲のシミ
切手は斜め

どうやって組み合わせてもなんとでも
アンバランスがバランスになる

トラッシュの置き場じゃなくてアーカイブ
のるか反るかの台紙にのれば

○ ○ ○
シールをペタッ
ここにもペタ ここにスタンプ

少しずつ形になっていくキルティング
クラフトにパラフィン蝋引きマスキング
ごったがえしてここは遊び場

スクラップされるのもあり
ビリビリと切手のうえをハトメ抜きして

フィニッシュはこないような気がして永遠なんてないのに
信じないのに

あなたへと送るかもね
麻紐レース
ジャンクジャーナル

 

 

 

紙片を切る。
切手を貼る。
珈琲のシミを残す。
レースを重ね、スタンプを押す。

 

そんなふうに、さまざまな「がらくた」を集めながら、一冊のノートを作っていくジャンクジャーナル。

 

今回の連作「ジャンクジャーナル」は、そんな制作の工程そのものを、短歌の中に持ち込めないかと思って作りました。だから、きれいに整えることよりも、切ること、貼ること、ちぎること、重ねること。ときには大胆に破調にしてみたり、✂︎や☕︎のような記号まで置いてみたり。

 

並べてみると、思っていた以上に「作る」という行為そのものが、連作の構造になっていました。

 

そして、読み返すうちに、ひとつの歌が妙に気になってきました。

のるか反るかの台紙にのれば

どうやら、この一行の中に、この連作でやりたかったことの答えが隠れていたようです。詳しくはnoteに書きました。そちらも合わせてお読みいただけると幸いです。