仕事帰りに先輩と駐車場までの道を歩いていたとき、「金木犀がいい香りですね」と言ったら「うん、トイレの芳香剤の香りだけどね!」とあっけらかんと返されて、ズッコケそうになったことがある朝倉冴希です。もう何年も前のことだけど。
金木犀の香りが漂うとすごく癒されると同時に、それ以来はトイレの芳香剤・・・芳香剤・・・というそれをぶち壊すワードがちらりと脳裏をかすめるというね。(笑)
どこからともなく金木犀の香りが漂ってきて、どこにあるんだろうと見まわしても見当たらない・・・。この季節になるとあるあるですね。実は昨日も、たまたま停めた駐車場でそんな経験をしたばかり。時間がなかったのであまりよく周りを見なかったけど、案外すぐ近くで咲いていたのかもしれません。
そういえば、金木犀と銀木犀って微妙に香りが違うんですよね。もうずっとずっと昔の話ですが、その香りの違いを確かめるために、立派な銀木犀の木がある豊川稲荷にまでわざわざ足を運んだことがあります。金木犀は身近にあっても、銀木犀はそれまで見たことがなかったんです。どちらもいい香りだけど、個人的には金木犀の方が好きかな。
木犀というと銀木犀を指すことが多いみたいだけど、掲出歌の場合はどうなんだろう。金木犀の可能性もありますね。