掲出歌は、シドニー五輪のときに高橋選手が詠んだ一首。

 

掲出歌からはオリンピックという大舞台への気負いは微塵もなく、ただただ走ることに対する喜びに満ち溢れたそんな一首のように感じられます。もちろん水面下では並々ならぬ努力を続けてきて、本人にしかわからない苦悩や重圧はあったのだろうけど、そればかりではないんだよというのが「フワフワ」から伝わってきます。

 

走るのは楽しい・・・ただただ好き・・・好きだから走っている・・・そんな怖いもの知らずともいえる純粋なエネルギーほど強いものはありません。そんなまっすぐな想いが苦悩や重圧を跳ね除けて、彼女に金メダルをもたらしました。

 

結果を出したことで追われる身となり、重圧がさらに増して「フワフワ」とはいかなくなった自分と対峙していくことになり、一流アスリートとしての真価が問われるのはそこからなのだろうと思います。

 

今、東京マラソンを走っている選手達は、どんな気持ちで走っているのでしょうか。

 

 

ちらっとテレビ中継みたけど、例年よりは少ないとはいえやっぱり沿道に人がいるね。被害が拡大しなければいいんだけど・・・。