眠りに落ちる直前の思考や、取りこぼしてきた感覚の断片を集めた作品です。 以下に全文を掲載します。 連作【バンビな寝言】 真綿の呪い 左手に書かれた文字は何なのか […]
「詩歌」タグの記事一覧
北極星 ~連作「バンビな寝言」より~
北極星 コンパスは誰しもあってこれまでを逆算すればあがる明度は シナプスがつなぐ回路を辿るとき知らん顔した未来がずれる おしよせる求心力に転がされ一波となれば そうだったのね 漕ぎだせば北極星 […]
残響 ~連作「バンビな寝言」より~
残響 一度でもマップを見せて 「どこだ」って現在地なら入口にいる 置き去りにさせてしまった影を踏む 二段飛ばしでお喋りしたら 芯のある残響だけを拾ってはなにげに残るものがいくらか 帳尻はい […]
バンビな寝言 ~連作「バンビな寝言」より~
バンビな寝言 ドゥードゥーは干されたまんま もういいかいってバンビな寝言 ふかふかになりたくなって寝るのです ほんの少しのミルクの匂い いつからかフリを覚えてしまったね 涙の粒が小さくな […]
Crossing of Water ~ 連作「Crossing of Water」 より~
Crossing of Water Crossing of Water ある半径の世界の中へ流れ込みゆく 出がらしの一歩一歩と希釈され上へ下へと花ひらかんと 効能は Become a flow ただ […]
【今日の短歌】瀬をはやみ岩にせかかる瀧川のわれても末に逢はむとぞ思ふ (崇徳院)
瀬をはやみ岩にせかかる瀧川のわれても末に逢はむとぞ思ふ 崇徳院 川の瀬の急流が、岩にせき止められて二手に別れながら再びひとつになるように、再びあなたとお逢いしたいと思います。 二手に別れた流 […]
【今日の短歌】柔肌の熱き血潮に触れもみで寂しからずや道を説く君 (与謝野晶子)
本日は、与謝野晶子の命日(白櫻忌)。毎年、大阪府堺市にある覚応寺で法要が行われます。かつての覚応寺住職・河野鉄南が、晶子と後の伴侶となる与謝野鉄幹と引き合わせました。晶子にとって鉄南は、与謝野鉄幹と出会う前 […]
【今日の短歌】玉に貫く楝(あふち)を宅に植ゑたらば山霍公鳥離れず来むかも (大伴書持)
玉に貫く楝(あふち)を宅に植ゑたらば山霍公鳥離れず来むかも 大伴書持 薬玉にする楝(あふち)を庭に植えたならば、ほととぎすはこの地を離れることもなくやって来るのだろうか 楝(あふち)とは栴檀( […]










