花の香を風のたよりにたぐへてぞ鶯さそふしるべにはやる 紀友則 (梅の)花の香を風の便りに添わせて、鶯を誘い出す案内役としよう。 早咲きの梅がぽつぽつと咲き出しています。梅が咲くようになるといよ […]
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【今日の短歌】紫のひともとゆゑに武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る (詠み人知らず)
畑の一角に、零れ種から出てきた青紫蘇の芽がびっしり。大きくなってきたらすごいことになると思いつつ放置したままだったので、ギュウギュウになりながらそのまま育っています。あちこちにお裾分けしつつ、あの手この手で […]
【今日の短歌】ほととぎす鳴くや五月のあやめぐさあやめも知らぬ恋もするかな (詠み人知らず)
ほととぎす鳴くや五月のあやめぐさあやめも知らぬ恋もするかな 詠み人知らず ホトトギスが鳴き、五月ともなればあやめぐさも咲くが、物事の筋や分別のつかない盲目的な恋をしてしまったものだよ 暗がりな […]
【今日の短歌】今年より春しりそむる桜花ちるといふことは習はざらなん (紀貫之)
今年より春しりそむる桜花ちるといふことは習はざらなん 紀貫之 今年より春を知った(今年に花を咲かせた)桜花よ。他の花々がそうであっても散るいうことは習わないでほしいものだ。 地方によってはソメ […]