「人間は考える葦である」は、パスカルの遺稿集「パンセ」の中にある有名な言葉。パンセって、フランス語では「考え」とか「思考」とかそういった意味もあり、パンパンパン・・・とただ韻を踏んでいるわけではないというの […]
「杉崎恒夫」タグの記事一覧
【今日の短歌】街あかりのなかに薄れしさそり座の心臓の赤い熱帯夜です (杉崎恒夫)
最近の日課は、バルコニーに出て星空を眺めること。晴れていることが多いし、何より涼しくて心地いいので。雲にかかった月の光が虹がかって凄く綺麗で、綺麗だなぁと眺めていたらそのうち雲が消えてきて・・・。月の下には […]
【今日の短歌】わが胸にぶつかりざまにJeとないた蝉はだれかのたましいかしら (杉崎恒夫)
相も変わらず、蝉時雨が賑やかだった今日。中でも声のデカさが際立ったミンミンゼミがいて、俺の魂の叫びを聞け~!!とばかりに 激しく主張していたんです。 で、たぶんどこかに飛んでいったのだと思うん […]
【今日の短歌】ピーマンの青い空洞には夭折の詩人の住んだ痕跡がある (杉崎恒夫)
ピーマンは、最初に縦に真っ二つにしてから種を取り除く派です。 昔、施設の厨房で働いていたときは、嫌というほどピーマンを刻んでいました。ピーマンの空洞がどうとかそんなこと考えることもなく、ひたす […]
【今日の短歌】熱つ熱つのじゃがいも剥けば冬眠からさめたばかりのムーミントロール (杉崎恒夫)
言わずもがななんだけど、男爵よりもメークイーンのほうがムーミン感あるよね。ムーミンって、ムーミン谷の妖精だっけ? あのフォルムからして癒し系のイメージ。そのほんわかとした世界観と融合させるのに、「熱々」では […]
【今日の短歌】あたたかい十勝小豆の鯛やきのしっぽの辺まで春はきている (杉崎恒夫)
梅の花がちらほら咲き出しして、すこしずつ景色も色づき始めました。これからはもっともっと華やかになっていきますね。今年はありえないぐらいの暖冬とはいえ、モノトーンからパステルカラーに染まる春がやっぱり待ち遠し […]