ピーマンは、最初に縦に真っ二つにしてから種を取り除く派です。

 

昔、施設の厨房で働いていたときは、嫌というほどピーマンを刻んでいました。ピーマンの空洞がどうとかそんなこと考えることもなく、ひたすら包丁を動かしていたっけ。もしその頃に掲出歌と出会っていたら、切り込みももっと楽しくできたかもしれません。

 

もっとも厨房では「夭折の詩人の住んだ痕跡」をまじまじと観察しながら、ここにはこんな感じの詩人・・・とか妄想を膨らませる余裕はないだろうけど。(;^ω^)  今は二つに割れたピーマンを見ながら、「こびとづかん」のキャラクターならだいたいこんな感じかな・・・みたいなことを、たまに思ったりもします。

 

 

そう・・・そうなんですよ。ピーマンの空洞に住んでいた「夭折の詩人」というと、私の中に浮かんできたのは「こびとづかん」なんですよね。なんでか知らないけど。姪っ子ちゃんに付き合ってちょっとだけかじったことがあるからかな。(何度かDVDを観させられた(;^ω^))  今ではもうほぼ忘れているけど。

 

ピーマンにもそれぞれ形状があるので、その形状からイメージしやすい容姿がなんとな~く浮かんでくる感じ。個人的にこういうファンタジーな世界観の短歌は、童話を読むような感覚でそのまま素直に受け取りたいタイプです。

 

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ところでウチの畑のピーマン、花は咲くのに一向に実をつける気配がないんですよね。青い空洞はどこへ行った⁈