雪が降らないことで有名なここ東三河。それでもクリスマスごろになれば、おこぼれ程度にパラパラと降った日もあったのですが・・・。それどころか、今年は霜もほとんど降りません。過ごしやすいのはいいのだけど、やっぱりこの暖かさは異常ですね。
とりわけスキー場などは雪不足で大変なようで、大寒の今日もNHKでそんなニュースが流れていました。シベリアからの寒気が弱いのが影響しているとか。掲出歌の「雪になりきれぬ弱さを真剣に地上へぶちまけろよみぞれ」の想いは切実かもしれません。
実は昨日、今年にしてはめずらしく霜が降りたので、チャンスかもと“氷の花”を咲かせるシモバシラという植物を撮影しようと出かけたんです。
ですが、結果として1つも見当たらず。ニュースを見ながらそんなこととかを思い返していたら、この歌を思い浮かべずにはいられませんでした。
あとね、この歌で脳裏に駆け巡ってくるのは、ラグビーブームの先駆けとなった「スクールウォーズ」というドラマの名シーン。強豪校が相手だったからと、大差で負けても「しょうがない」と終始ヘラヘラしている生徒達。そんな姿勢に耐えかねた熱血教師が「悔しくないのか!!」と説教し、その熱意にほだされて「悔しいです!!」と号泣する生徒達を「これからお前たちを一発ずつ殴る!!」とぶん殴って喝を入れるあのシーン。
生徒を殴ることへの是非は置いておいて、熱血教師の「悔しくないのか!!」のメッセージとどこか通ずるものがあるように感じるんですよね。あの試合での生徒と同じように、「どうせ・・・」「しょうがない」と雪になりきれない現状に甘んじているみぞれに、雪になれないままでいいのか⁈それで悔しくないのか⁈ と。
なりたい自分があるんだったらそこに向かってもっと真剣になってみせろよと。
それはそのまま私への耳の痛いメーッセージでもあり、もがきながらももう少しだけ踏ん張ってみようかなと背中を押してくれる一首でもあります。