言わずと知れた伝説のロックバンド「Queen」のリードボーカルである、フレディ・マーキュリーの半生を描いた物語。アカデミー賞の候補にもなり、世界的な大ヒットを飛ばしているこの映画。あまりにも評判みたいなので、今更ながら観てきました。
ライブの臨場感を味わいたいなら、やっぱりIMAX、Dolby Atmos、4DXなどランクアップしたスクリーンで観るのがいいですよね~。Dolby Atmos、TCXは地元にないし、4Dはお高いし・・・というわけで、私はIMAXにしました。やっぱり音の迫力がね、振動がこう伝わってきて通常スクリーンとは違いますね。IMAXにしたのは正解でした。
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「Queen」といえば、よくCMやドラマなんかで曲が使われているので聴くことがあるけど、フレディ・マーキュリーや他のメンバーの人物像のことはあまり知りませんでした。ただ、フレディがエイズで亡くなったというのはなんとなく知っていたけど。
パワフルな歌声でなんとなく抱いていたイメージは、豪快かつ圧倒的なカリスマ性。ザ・スター。
類まれなる才能や感性を持ち合わせたが青年が、誰も真似できないようなやり方でスターダムにのし上がり、その栄光の影で孤独を深めていく・・・というのは、よくイメージされる王道のスター像。天才肌であるが故のこだわりの強さとかもね。映画で観たフレディーの生き様は、影の部分も含めて「スター」そのものでした。
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なんといっても圧巻だったのは、最後の「 LIVE AID」でのライブシーン。ステージ上からの映像がね、頂点を極めたスターが目にしているのはこんなにもとてつもない景色だったのかと圧倒されました。それくらい観客のポルテージが高くてね。
本家の「 LIVE AID」の映像と比べても、観客の熱狂ぶりやステージ上からの眺め、置いてある飲み物までその再現度がすごい!! そして、フレディ役のラミ・マレックのなりきり具合が半端なくて、その堂々たるパフォーマンスぶりはフレディーそのもの。ちなみにはラミ・マレックは、「Screen Actors Guild Awards」で主演男優賞を受賞しています。
ラミ・マレック演じるフレディはじめメンバーの最高のパフォーマンス、迫力ある音響と相まってもう完全に引き込まれました。このシーンだけでも観る価値ありです。
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ちょっと調べてみると、当初のフレディ役はラミ・マレックではなく別の人だったんですね。監督も、ブライアン・シンガー監督がクビになって、デクスター・フレッチャー監督が後を引き継いだとか。あと、ラミ・マレックとフレディの元カノ・メアリー役を演じたルーシー・ボーイントとは交際関係にある・・・などなど、いろいろなトリビアが出てきました。
その中に、東京公演のシーンがあったけどカットされていたというのがあって、ジョン・ディーコン役を務めたジョー・マッゼロのインスタに掲載されているというのがありました。それがこれです。
ちなみに、ブライアン・シンガー監督もインスタに動画を掲載していたらしいけど、その動画はどうやら削除されたみたいですね。