直虎さんゆかりの地として有名な龍潭寺です。直虎さんにどっぷり浸かってきました。
「龍潭寺」「井戸」「井伊谷宮」「大河ドラマ館」という、ゆかりの地巡りとしてはベッタベタの定番スポットでございます。
それでは、いざ!!
龍潭寺
龍潭寺といえば、言わずと知れた「次郎法師」こと直虎が修行した寺であり井伊家の菩提寺。今回で2回目の訪問になります。
新緑が鮮やかで綺麗。
補陀落(ふだらく)の庭
直虎と虎松 (後の井伊直政)の像
大河では、勝負に勝てずグズグス泣いてばかりの虎松に、直虎さんが「悔しくないのか!!」と喝を入れていました。(笑) ちょうどそんな場面にも重なってみえます。そのシーンはこちらからどうぞ。
開山堂
正夢稲荷
下に流れている小川。これは三途の川を表しているのだとか。向かって左側がこの世、右側があの世となります。なので、川を超えた右側に位牌堂や墓所があります。
位牌堂
向かって左側から、二十四代・井伊直政公、二十二代・井伊直盛公、初代・井伊共保公の位牌。上記の写真に出てきた虎松が成長したのが直政ですね。直盛は、直虎の父親にあたります。
小森遠州作の庭園
あちこちに石が点在しておりますが、これにもちゃんと意味があります。中央に仏様を表わす「守護石」が置かれ、左右の端にその守護石を護衛するように「仁王石」が配置されています。そして、守護石の手前には平たい石が埋め込まれておりますが、これは仏様である守護石を拝むという意味が込められており、礼拝石(または座禅石)といいます。
井伊家代々の墓所は
正面の大きな墓は、向かって左が二十二代・井伊直盛公、右が初代・井伊共保公の墓。
奥から、直盛夫人(千賀)、直虎(次郎法師)、二十三代・直親、直親夫人(しの)、二十四代・直政。右側にある同じような墓石がありますが、井伊家歴代の墓です。
井伊谷宮
最後の彦根藩主・井伊直憲が建立したものです。宗良親王(後醍醐天皇の第四皇子)が祀られています。井伊谷宮へは、龍潭寺の敷地から直接行くこともできます。
印字されているのは井伊家の家紋です。
共保公出生の井戸
「御初代様」こと井伊共保公がこの井戸で出生したとの伝説があり、大河でもおなじみの井戸です。井伊家の井桁は、この井戸が由来になっています。井伊家の家紋も、井戸にある橘の木からきています。
大河ドラマ館
ここでは、ドラマで使用されていた道具や衣装、セットのデザイン画、出演者のサインなどが展示されてあったり、シアターブースではメイキングシーンなどの映像が流れていました。また、実際のロケ地をVRで体験できたりもしましたよ。
唯一、撮影が許可されたエリア。
共保公出生の井戸のセット
井戸に手をかざすと、大河で放映されたおとわ達が井戸をのぞき込むシーンの映像が浮かんできます。映像が映っているときは、NHKの肖像権の問題で写真撮影はNGです。ちゃんと橘の木もありますね。奥に写っている大きな木は実際にはないのですが、昔はこんな感じだっただろうという想定のもとに造られたのだそうです。
井戸のシーンは、こちらでご覧いただけます。ちなみにこの時におとわちゃん達が着ていた衣装も展示してありました。
セットと実物の井戸を並べてみるとこんな感じ。
なかなか奥が深い「おんな城主 直虎」
ゆかりの地はまだまだあるので、またいろいろと巡ってみたいと思います。
第二弾へ続く。