【今日の短歌】おっさんずラブの夫婦やカップルのようにまっすぐ生きずごめんね　(枡野浩一)

とある営業所の部長が、10年間ずっと恋をしていた部下に思い切って告白をしました。

誠意を見せるため妻と離婚までした部長でしたが、あえなく振られちゃいました。ところが、こともあろうに部下はルームシェアをしている後輩くんと付き合い始めます。

･･･なんてこった!!!!

しかもその後輩くんの元カレがまさかの主任だったり、さらに新入社員くんは部長の元妻にぞっこん＆猛アプローチ。

その後、すったもんだがありまして後輩くんと別れてしまった部下。猛アタックで婚約までこぎつけた部長でしたが、結局のところ部下が選んだのは後輩くんでしたとさ･･･。

･･･その後、部下は、新規プロジェクトのために上海へ。

冷静に字面だけ見たら、なかなかカオスな人間模様。これが天空不動産・東京第二営業所。

そして月日は流れ･･･。

はるたんは相変わらずのはるたんのようでどこか違っていて、後輩＝牧くんも部長をはじめとする他のキャストも同じようでやはりどこか違っているように感じたんです。根本的な根っこの部分は変わっていないんだけど、醸し出す空気感とか微妙に違うんですよね。

いや･･･だからこ成立した物語であって、むしろそこが良かったんです。

月日がちゃんと経っているんだなと妙なリアルを感じたのが、社会現象にもなった「おっさんずラブ」の映画を観てきた一番の感想でした。

そう･･･そして、邪気のないキャスト達の純真さに触れると、あんな風に優しくも素直にもなれない自分の荒み具合が露呈されるようでちょっぴり罪悪感のようなものを感じるのです。