最近やっているのは、気に入った歌詞を五七調あるいは七五調にして連歌にしていくというもの。

 

例えば、バレンタインデーにちょっと取り上げた Hey! Say! JUMPの「CHOCOLATTA」の歌詞からだと

CHOCOLATTA…

Woo Tasty CHOCOLATTA
 CHOCO CHOCO  CHOCO CHOCO
“Bitter, Sweet, Love”
今日は誰の唇で溶けようか Oh Baby
コーティングされた黒いスーツ着て Oh Crazy
お気に召すまま ボクらを選んでいい

 

Tasty CHOCOLATTA 黒のスーツで待っているその唇で溶かされるのを
Bitter、Sweet どれにする?手に取ってみてお気に召すまま

 

みたいな感じ。著作権の問題があるからSNSなどで公表するつもりはないし、言葉の訓練としてひっそりやっているんだけどね。※↑の短歌は自分の作品としてではなく、あくまでもこんな風にやっていますよという一例として挙げています。

 

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歌詞の意味を汲み取って要約し、さらに三十一文字に整えなければならないからなかなか頭を使います。やってみて思ったんだけど、いい詩というのはちゃんとした一貫性があって短歌にしたときにちゃんとした形で連作になるんだなということ。

 

それに元の詩がいいだけに、作品としても躍動感あってイキイキとしたいいものができるんだよね。さすがだなぁと思って。

 

「CHOCOLATTA」は擬物化されたチョコレートがテーマになっているんだけど、同じテーマで私がやったとしても「誰の唇で溶けようか」「黒いスース着て」というような魅惑的な言葉は出てこないし、まして「 Tasty CHOCOLATTA」なんてシャレた表現はできないもん。

 

歌詞を短歌にしてみることで己の語彙力のなさや表現の幅の狭さがね・・・こう・・・より浮き彫りになってヘコんだりもするんだけど、新たな気づきや斬新な表現に出会えたりしてすごく勉強になります。