自分の手によって、手間暇をかけまくって、丹精込めまくった芸術作品はそうやすやすと手放したくないタイプです、こんばんは。 例えば、すごい傑作ができたとしてそれは高く売れたりするのかもしれないけど […]
「今日の短歌」の記事一覧(40 / 41ページ目)
【今日の短歌】帰ったら上着も脱がずうつ伏せで浜辺に打ち上げられた設定 (原田彩加)
疲れちゃってもうな~んもしたくない!! そんな時にすっと心を楽にしてくれる短歌。 やっぱり「設定」というのがいいですよね。そういう設定を演じてるだけですが何か?・・・そんな風に心を肯定してあげ […]
【今日の短歌】ふくろうの置物吾の宝物ふくろうの目は哲学をする (大島史洋)
いつ頃からだったか・・・。旅行に行く度に、父が「ふくろうの置物」を買ってくるようになりました。積極的に集めているというわけではく、梟であることにも特に意味があるわけではないのですが、なんとなく記念にというこ […]
【今日の短歌】だんじょかれよしの 歌声の響き 見送る笑顔 目に留まる (今上天皇)
天皇陛下が作詞され、美智子皇后が作曲された「歌声の響」の一節です。 「だんじょかれよし」とは船出を祝う沖縄民謡。天皇陛下は、皇太子時代に沖縄にあるハンセン病診療所を訪問されており、そのときのこ […]
【今日の短歌】舌先で口内炎をさわってるその眼差しにひかれたのです (戸田響子)
第4回詩歌トライアスロン受賞作「煮汁」に掲載されている、戸田響子さんの一首。 今、舌の左側の部分に大きな口内炎ができています。もともと口内炎ができやすい体質でして、いろんなところに口内炎ができ […]
【今日の短歌】ああ犬は賢くあらず放射線防護服着る人に尾をふる (小島ゆかり)
東日本震災をきっかけに、「原発震災」ということばを知りました。 地震学者・石橋克彦による造語。石橋は、『科学』1997年10月号の論文「原発震災–破滅を避けるために」にて、以下の危険性を警告した […]
【今日の短歌】雛飾る部屋の暗さよ人形の白き顔にはほくろのなくて (栗木京子)
子供のころウチにあった7段飾り。「それ、右大臣と左大臣のが逆!!」「五人囃子の太鼓どこにしまった⁈」なんてやいのやいの言いながら、母と妹と一緒に飾りつけをしていました。 段を組み立てるところからはじまり、細 […]
【今日の短歌】消息のわからない雲わからない猫わからないさいごのてがみ (やすたけまり)
昔、「グレ」という名前の猫を飼っていました。知り合いの事務所に迷い込んでいたノラ猫だったのですが、ウチが飼うことになったのです。アメリカンショートヘアと何かのミックスで、色がグレーだったから「グレ」と命名さ […]
【今日の短歌】ねむいねむい廊下がねむい風がねむいねむいねむいと肺がつぶやく (永田和宏)
「ねむいねむい廊下がねむい風がねむいねむいねむいと肺がつぶやく」永田和宏 昨日はまさにそんな一日で、ぼわ~んとしながらずっと眠気と闘っていました。(笑) 仕事だけはなんとかこなしてきたけど、 […]
【今日の短歌】追儺の豆外には打たじ戸もたてじ召されし護国の鬼の兄来よ (大島かづ子)
「死して護国の鬼となれ!!」 国の為に戦死した者は「護国の鬼」と称され、鬼神となり国を守るとされてきました。戦死した兄が鬼となって戻って来てもいいように豆は撒かず、戸も開けておくという意味の短歌です。 &n […]