小学生のころから朝日歌壇に投稿し続け、その完成度の高さから注目が集まっていた松田莉子・わこ姉妹。今では、歌人姉妹として多くの人に名が知られるようになりました。春には、姉の莉子さんは大学、妹のわこさんは高校へ […]
「今日の短歌」の記事一覧(45 / 46ページ目)
【今日の短歌】わがままな貴婦人に似た紅のパノラマカーよ歌いつつ去る (加藤治郎)
名鉄といえば、子供のころから名古屋に行くのにしょっちゅう利用していました。昔は名鉄といえば、「パノラマカー☆」など紅一色でおなじみだったんですけど、時代の移り変わりとともに徐々に変わってきまし […]
【今日の短歌】定型は無人島かな 生き残りたくばみずから森を拓(ひら)けと (柳澤美晴)
旭川出身で養護教諭をされている歌人・柳澤美晴さんの短歌。 柳澤さんは、2006年に「モノローグ」という作品で未来賞を受賞、同年には作品「WATERFALL」で49回短歌研究新人賞次席入選。 2 […]
【今日の短歌】毬のごと打てば跳ねくる心もて幸を求めん山のかなた江 (寺山修司)
寺山修司氏の未発表作品が、青森の中学同級生宅で発見されたというニュースを目にしました。※参照☆ 寺山修司氏の未発表作品が発見されたというニュースは前にもあって、後にその未発表作品は書籍化もされ […]
【今日の短歌】レタスからレタス生まれているような心地で剝がす朝のレタスを (中畑智江)
レタスはちょっと前までウチのプチ温室で栽培していて、一般的なレタスだけではなくサニーレタスもよく朝食の食卓にも並んでいました。他の葉物野菜に比べると、虫がつきにくく育てやすいので。(^^;) レタスといえば […]
【今日の短歌】画家が絵を手放すように春は暮れ林のなかの坂をのぼりぬ (吉川宏志)
自分の手によって、手間暇をかけまくって、丹精込めまくった芸術作品はそうやすやすと手放したくないタイプです、こんばんは。 例えば、すごい傑作ができたとしてそれは高く売れたりするのかもしれないけど […]
【今日の短歌】帰ったら上着も脱がずうつ伏せで浜辺に打ち上げられた設定 (原田彩加)
疲れちゃってもうな~んもしたくない!! そんな時にすっと心を楽にしてくれる短歌。 やっぱり「設定」というのがいいですよね。そういう設定を演じてるだけですが何か?・・・そんな風に心を肯定してあげ […]
【今日の短歌】ふくろうの置物吾の宝物ふくろうの目は哲学をする (大島史洋)
いつ頃からだったか・・・。旅行に行く度に、父が「ふくろうの置物」を買ってくるようになりました。積極的に集めているというわけではく、梟であることにも特に意味があるわけではないのですが、なんとなく記念にというこ […]