自己嫌悪に陥っているときなんか、この短歌がすっと入り込んでくる時があります。まさに心が浄化されていくようなそんな短歌。「晴れ」「虹」「水」「洗う」・・・これらのワードによってキラキラとした清らかさが目の前に広がっていく感覚がツボで、すごくいいなぁと思うんです。
「ネタ」として昇華させたり、美味しいもの食べたり、旅をしてみたり、人によってもその時によってもやり方は違うけど、感情を上手に発散させなきゃダメですね。心の洗濯は大事よ、大事。私の場合はやっぱり短歌を詠んだり、こうしてblogを書いたりすることがそうなのかな。
たまにはね、こういう詠む人の気分が晴れやかになるような短歌とか、ユーモアあふれる短歌とか詠んでみたいなと思うけど、な~んか難しいんですよね。どうしても心がズンッと重くなるようなテイストになっちゃいがち~♪♪な、朝倉冴希短歌あるある・・・。
無理にテンションあげてとかそんな感じでは詠みたくはないから、自然な形でそういう短歌が詠めるようになるのを待つことにします。
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虹といえばね、正直苦手だなと思っていた先輩がいたんです。忙しいフリをしてやたらとこっちに仕事を回してきたり、やっていることをいちいちチェックして細かいダメ出しをしたり、妙に構ってきたり・・・そんなところがあって、ちょっと煩わしいなぁと思っていたんです。
決して悪い人ではなかったし、私も可愛げがなかったりトロイ部分もいっぱいあったから、お互い様といえばお互い様なんですけどね。
ある日、帰りがけに今まで見たこともないようなくっきりとしたすごく綺麗な虹が出ていて、その先輩と一緒に「半円になっている!! 凄い!!」「綺麗~!!」とかいいながら一緒に駐車場まで歩いたことがありました。二重のアーチが端から端まで消えずに架かっていて、その大きさで携帯にすべて収まりきらなくて・・・。
それからもその先輩はもちろん相変わらずだったけど、心の中で舌打ちしそうになったときはあのとき見た虹を思い浮かべることで乗り切ってきたようなところがあります。あまりにも綺麗だったから・・・。そのため、忘れられない記憶となりました。
退職してから某所でバッタリと会ったのですが、どことなくギクシャクして壁を作っていたのがウソみたいにお喋りに花を咲かせて・・・。会わなかった年月が、しこりみたいなものをゆっくりと溶かしてくれてそうさせたのだと思うけど、そんな自分にビックリでした。(笑)
これがその時の写真。(※キャプチャーの写真は違います) 機種もかなり古いし、だいぶ消えかけてしまってから撮ったので伝わらないかと思いますが・・・。(^^;) でも、本当に綺麗な虹でした。
好きな短歌シリーズ、これからちょくちょくやっていく予定なので宜しくお願いしまっす!! (*^-^*)