本日は皆既月食。24年ぶりにスーパームーンとも重なるということで、天候さえ良ければ絶好の観測日和になりそうです。 このblogを書いている今の空模様は曇りといったところ。少し前ま […]
「好きな短歌」タグの記事一覧(2 / 13ページ目)
【今日の短歌】梅雨に入りしその日駄洒落 ハピバスデイ梅雨(ツーユー)と言ふ 窓に向かいて (菊池孝彦)
「明日から梅雨入りになりそうだね」と言われて、「えっ⁈もう⁈まだでしょ」と返したのは昨日のこと。これから雨の日が続くとはいえ、さすがに早すぎじゃない⁈半信半疑だったけど、ここ東海地方でも梅雨入り坊やがおでま […]
【今日の短歌】ほととぎす鳴くや五月のあやめぐさあやめも知らぬ恋もするかな (詠み人知らず)
ほととぎす鳴くや五月のあやめぐさあやめも知らぬ恋もするかな 詠み人知らず ホトトギスが鳴き、五月ともなればあやめぐさも咲くが、物事の筋や分別のつかない盲目的な恋をしてしまったものだよ 暗がりな […]
【今日の短歌】白藤のせつなきまでに重き房かかる力に人恋へといふ (米川千嘉子)
恋しさだったり、祈りだったり、願いだったり。募る想いというのは内へ赴き、そして藤房のようにだんだんと重く垂れ込めるもの。当たり前にあったこれまでの日常を渇望し、想いを募らせていく中で、そのことをより深く実感 […]
【今日の短歌】片恋よ 春の愁いの一日をティッシュペーパーほぐして過ごす (服部真里子)
ティッシュペーパーをほぐしながら片恋よ・・・というよりは、花粉で鼻がグュショグシュでなんですけど。春は、とかくティッシュペーパーと大親友になりがちです。マブダチですわ。それでも一時よりは少し落ち着いてきたか […]
【今日の短歌】思い通り咲けぬさくらも混じれるか雨に散りたるあとを踏まれて (千々和久幸)
花弁がついたまま落下していく八重の桜。御衣黄桜もそのひとつ。御衣黄の由来にもなった萌黄色は茶色く色褪せ、ひっそりと散っていました。よろづのことも、初め終はりこそをかしけれ。吉田兼好がいうように、満開の桜もい […]
【今日の短歌】たんぽぽはまぶたの裏に咲きながら坐れり列車のなかの日溜まり (内山晶太)
私って、基本的にまぶたの裏に入ってくる光は苦手なほうではあるんです。夜は特にそうで、できるだけ暗くしないと眠れないんです。日中も、昼寝をするときは部屋のカーテンを閉めます。 でね、名古屋まで電 […]
【今日の短歌】山蕗のまだやはいうちを摘みとつてうれしいこんなに指がよごれて (谷とも子)
蕗って「やはいうち」がしっとりして美味しいんですよね。今のうちにと思って、畑の脇に自生している蕗を使って、蕗ご飯や蕗の煮物、蕗の葉味噌を作ったりしています。毎年恒例の春の味覚です。 蕗は灰汁が […]
【今日の短歌】今年より春しりそむる桜花ちるといふことは習はざらなん (紀貫之)
今年より春しりそむる桜花ちるといふことは習はざらなん 紀貫之 今年より春を知った(今年に花を咲かせた)桜花よ。他の花々がそうであっても散るいうことは習わないでほしいものだ。 地方によってはソメ […]