朝食はほとんどパンの我が家。八朔やらその時々の柑橘類を使って、大量のマーマレードを作るのが恒例になっています。つい昨日まで、柑橘系のいい香りが部屋中に漂っていました。
そんなわけで、トーストにつける定番のジャムといえば、我が家の場合は自家製マーマレード。マーマレードを乗せるときは、少し焦げ目のついたパンの方が好み。ある程度サクッとした食感と香ばしさがあったほうがマーマレードとの相性が良く、より美味しく感じます。
感覚的になんとなく感じていたことなのですが、「少し焦げ目を与えたパンに」に出会って「だよね、やっぱりそうだよね」と嬉しくなった一首。
マーマレードボーイという漫画があって、「すっごく苦いとこもあるのにうわべの甘さに騙されて気づかない」みたいな台詞が出てくるんだけど、マーマレード自体にも少し苦みがあったほうが私は好き。人も同じく、型にはまった甘さだけより、少しビターなクセが加わったほうがその人らしさがあって魅力的だなと思います。
珈琲とかもそうだけど、年齢を重ねると苦みの良さというか、味わい深さがわかってくるようになるよね。