恋しさだったり、祈りだったり、願いだったり。募る想いというのは内へ赴き、そして藤房のようにだんだんと重く垂れ込めるもの。当たり前にあったこれまでの日常を渇望し、想いを募らせていく中で、そのことをより深く実感しているところです。

 

藤房が大きく垂れさがるように想いを募らせ、感情とはそういうものだと受け止めながら、今の状況でできることを模索しています。

 


掲出歌は、言葉に清廉された美しさがあってとても好きな一首。「重き房」を強調するなら「長藤」でもよさそうだけど、そうすると持ち味である清廉さが気薄になって、トーンが変わってしまいますね。

 

いわゆる恋煩いで胸が苦しくなったり切なくなったりするのってホルモンが影響らしいけど、仮に自在にコントロールできるのであればもしかして楽になれるのかもね。恋愛の醍醐味としては半減しそうだけど。