父の日ということで、父にちなんだ短歌です。 釣りが趣味の父は、よくメバルやらアイナメだとか釣ってくるんですけど、釣ってくるのがだいたい白身の魚なんですよ。なので、白身はもういい加 […]
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【自作短歌】父の手で捌かれながら透き通る半身をさらすメバル、アイナメ (改訂版) (朝倉冴希)
父の手で捌かれながら透き通る白身をさらすメバル、アイナメ 朝倉冴希 という短歌を前回の記事☆に掲載したのですが、後になってみると「白身」という単語の違和感がどうにも拭えなくて・・・。 &nbs […]
【自作短歌】蝉がまだ鳴き足りないとかしましく氷菓の溶ける風のない庭 (朝倉冴希)
真夏のような日差しが照り付けて朝からもう暑い・・・といっても、最盛期とは明らかに違う秋の気配もうっすらと感じられるこの時期。今日から9月。 久々にカラッと晴れた“なつぞら”だからなのか、蝉がや […]
【自作短歌】抜け穴はどうせ誰かが塞ぐから構うことなく自由でいてよ (朝倉冴希)
同じ職場のMさんがもうじき退職されるのですが、今まで人手不足だったこともありずるずるとここまで延びてしまったという経緯があります。 「今すぐにでも辞めたい」というのがMさんの本音なのですが、会 […]
【今日の短歌】看護師の手の甲のメモ三桁の数字見ながら血を採られおり (馬淵のり子)
そういえばいつからだろう、注射があまり怖くなくなったのは・・・。血液検査に点滴。何かというとすぐ注射を打たれていた子供だったので、割と早い段階から注射慣れしていました。採血の時は、血が抜かれるのをじ~っと見 […]
【今日の短歌】おれの名のラベルが貼られ液体のおれが奥へと運ばれてゆく (佐佐木定綱)
小学生のころ、一週間ほど検査入院をしたことがあります。採血のとき、ある日ふと血液を入れる容器のラベルを見ると、カタカナで書かれている私の名前が間違っていることに気が付きました。苗字は合っているんですけど、名 […]
【今日の短歌】お笑いの画面を消しておもむろに笑わぬ前の顔に戻しぬ (石田比呂志)
仕事以外は、ほとんどステイホームの日々が続いています。家にいながらでもなるべく楽しみを見つけていこうと、あれこれ思考を凝らしては乗り切ろうとしています。とはいえ、なんとか気持ちを奮い立たせてみるものの、それ […]
千葉聡さんの「短歌時評155回 歌人を続ける、歌人をやめる」の記事を読んで
千葉聡さんの「短歌時評155回 歌人を続ける、歌人をやめる」の記事を読んだ感想です。 歌壇にいることが苦しいなら、そういう居心地の悪さからそっと立ち去れるのもアリなんじゃないかと思う。でもだか […]
【今日の短歌】たほたほと移される春の小麦粉の粉にはなれぬあたりが飛べり (田中濯)
コナモンの日ということで選んだ短歌。 小麦粉をボールに移したりとかすると、どうしても空気中に煙のような粉がほわっと漂いますよね。あたりに舞った粉は、多数派の粉と混じり合うこともなくどこかへと飛 […]
【今日の短歌】カーテンが風に押し上げられている まだ消えていないわたしを生きる (上本彩加)
5月になって急に暑くなりましたね。部屋の窓を全開にすることが多くなりました。職場でも、コロナ対策の一環でどこもかしこも換気、換気。可能な限り、ドアや窓が開けられています。 早くも夏の到来か⁈ […]