唯一ピアノで弾ける曲が「猫踏んじゃった」の朝倉冴希です。今回は「猫の日」にちなんで、猫に関連したこの一首です。 猫は踏まずに・・・って、現実的に猫を踏むことなくというよりも滞りなくという意味合 […]
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【今日の短歌】仕事にてひとつに束ねゆく髪のそれぞれ深き毛根をもつ (小島ゆかり)
いきなりトップギアにはいけないから、その人なりのルーティーンで徐々に戦闘モードにシフトしていく・・・。キリッと髪を束ねるって、仕事スイッチに切り替える儀式のひとつでもありますよね。臨戦態勢に入ってシャキッと […]
【今日の短歌】すきな原曲のカバーがいいときのしっぽがあればふりたい気持ち (岡野大嗣)
声質や抑揚のつけ方、曲のアレンジの仕方などによって、同じ曲でも全く別の曲のようにもなるのがカバー曲。すきな原曲のカバーがいいときって、好きな曲を大切に歌い継いでくれてありがとうという気持ちになりますね。 & […]
【今日の短歌】なげやりに暮らしているとおさいふの一円玉が増えてくるのよ (本多真弓)
なるべく小銭がたまらないように計算しながら会計を済ませる派ですが、それでも現金で支払っているうちはすぐにたまってしまいがちな小銭。早くその場を済ませようと、お札ばかり出していたら小銭はますますたまる一方。 […]
【今日の短歌】アンコールし続けている手の平がかゆくてかゆくて出てこい早く (相原かろ)
手を叩きながら再登場を待ちわびている時間というのは、思いのほか長く感じるものですよね。その間、ずっと手を叩いているとしだいに手がかゆくなってくるというのはあるあるです。 アーティストへの思い入 […]
【今日の短歌】パトラッシュが百匹ゐたら百匹につかれたよつていひたい気分 (本多真弓)
なんか今・・・すごくそんな気分。 祭日でスタッフの人数が少ないから忙しいのはわかっていたんだけど、もー朝から息つく間もないくらい忙しくてバタバタ。そのうえ、予期せぬハプニングに見舞われるという […]
【今日の短歌】夜の耳しんと立てれば流れ込む遠い呼び声樹下のささやき (松村由利子)
今の家に越してきてすぐの頃、夜のシーンとした中にいるとどこからか音がしていて、私はそれが何の音かわかりませんでした。なんていうかジー---という甲高い音。何の音だろう、何の音だろうとずっと思っていたんです。 […]
【今日の短歌】キャベツ色のスカートの人立ち止まり風の匂いの飲み物選ぶ (竹内亮)
初句の「キャベツ色のスカート」で心をガッチリ掴まされ、私の中でものすごく好きな一首。「キャベツ色」が芽吹きの初々しさや清々しさを連想させ、そこから漂ってくる全体的な雰囲気がツボなんです。そのうえで「風の匂い […]
【今日の短歌】ポケットの中で紙片の手触りを小さく固く折りたたんでゆく (相原かろ)
例えば、たわいもないメモ書きだったり。あ-はいはいと、とりあえずポケットの中につっこんで・・・数時間後。 ・・・再びポケットの中に手をつっこめば、とりあえずポケットにつっこんでおいた紙切れの感 […]
【今日の短歌】一年は円卓にしてどの席も主賓席なり二月に座る (石川美南)
それぞれの季節にはそれぞれの良さというものがあり、その季節にしか味わえない喜びというものがあります。暑いのも寒いのも苦手だけど、四季はやっぱりあったほうがいいなと思います。今なら梅の花がとても綺麗に咲いてい […]