今年ほど、桜を恋しく感じた年はなかったかもしれません。楽しみにしていた花見の計画は、新型コロナの影響でほぼ台無しになりました。毎年、当たり前のようにあちこち花めぐりしていたことが、当たり前ではなかったことに […]
「現代短歌」タグの記事一覧(18 / 19ページ目)
【今日の短歌】過ぎてゆく時間のなかの昼食に黄身もりあがる玉子かけごはん (小島熱子)
これぞ、Japanese foodの真骨頂ともいえる玉子かけごはん。またの名をTKG。湯気が漂う熱々のご飯の上に、こんもりとした黄金の黄身。そこへ醤油を垂らして一気に掻き込む・・・。たまりませんな。(*´▽ […]
【今日の短歌】山笑う、とさいしょに喩えた人がいてその生涯で出遭うほほえみ (加藤はる)
自宅のバルコニーにて。山、笑っています。肉眼で見たほうがはるかに美しいんですけどね。↑の写真じゃ魅力の半分も伝わらない (;^ω^) 「山笑う」は、山の草木が芽吹き始めて明るい様子を表す春の季 […]
【今日の短歌】人生に付箋をはさむやうに逢ひまた次に逢ふまでの草の葉 (大口玲子)
ウォルター・ホイットマンの詩集「草の葉」の初版が発売されたのは、1855年のことらしいです。以来、ホイットマンは生涯に渡って何度も拡充・改訂を重ね、1891年に出された最終版ともなると初版の5倍ほどの分量に […]
【今日の短歌】ガラス壺の砂糖粒子に埋もれゆくスプーンのごとく椅子にもたれる (吉川宏志)
「砂糖粒子に埋もれゆく」から連想した椅子は、ビーズクッション。グラニュー糖ではなく「砂糖粒子」とわざわざ“粒子”を強調させているしね。 ・・・というわけで、こんばんは。お気に入りだったグレーの […]
【今日の短歌】セーターを洗って干せば風が来てほそくかがやくかひなを通す (永井陽子)
本日は洗濯日和ということで、ダウンジャケットや冬物セーターを洗ったりしてました。ニット類はお部屋で平干し。なので「風が来てほそくかがやくかひなを通す」という感じではなかったけど。(^^;) それでも乾いて […]
【今日の短歌】「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい (笹井宏之)
あまりにも記憶が曖昧なのですが、確かに点字を打ったことがありました。何かのイベントの体験コーナー的なところだったと思います。文化祭か学園祭みたいなとこに遊びに行ったときだったかも。 点字器に紙 […]
【今日の短歌】なんという青空シャツも肉体も裏っかえしに乾いてみたい (佐藤弓生)
世の中は相変わらずコロナコロナで大変な状況ですが、こちらの地方では穏やかな晴天の日々が続いています。 雲ひとつない透き通った青空。「どんよりした自分を天日干ししてカラッとさせたいっ!! じめじ […]
【今日の短歌】だらしなく花おわらせるチューリップ女というのが面倒になる (黒﨑聡美)
♪メイクも落とさずベッドにダイブ はい、お疲れさん! (西野カナ「パッ」より) 化粧を落とすのもメンドクサイ~っ!!と、女性がぐったりしながらベッドにダイブするありがちなシーン。いろいろあ […]