毎日のように見ている↑の切り株は、一体なんの木だったのか・・・。名前すら私は知りません。人間の手によって切り株となったその木は、そこまでの関心を寄せることはありませんでした。あまりにも風景に溶け込んでいたから。

 

それでも切り株となったその木は、幻肢の幹や枝を伸ばして風を受けているのかもしれません。きみどりの若葉を揺らしながら・・・。そんな風に考えたこともなかった私は、掲出歌と出会ってまた新たな気づきを与えられました。

 

 

自然が好きだと言って憚らない私だけど、まだ見えていないことがたくさんあるようです。もっともっと感性を研ぎ澄まさないと。自然への繊細な眼差しと慈しみをまざまざと見せつけられて、そんな思いに駆られました。