「あなたはたいせつだった」って、シンプルな言い回しなんだけど感情が揺さぶられる不思議な力があります。それが掲出歌へのファーストインプレッションでした。 そして、ある疑問が浮かんできました。「あ […]
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【今日の短歌】オール5の転校生がやってきて弁当がサンドイッチって噂 (穂村弘)
見かけない顔の人がいるなと思っていたA君は、別のクラスの転校生でした。後のクラス替えで一緒になって、勉強やスポーツがとてもよくできる優等生だと知りました。それこそ成績がオール5だったとしても納得するぐらい。 […]
【今日の短歌】骨なしのチキンに骨が残っててそれを混入事象と呼ぶ日 (岡野大嗣)
もしこれが君だったらとよぎりつつ骨までかぶりつく姿焼き 朝倉冴希 以前、豊田市上中町にある「しだれ桃の里」に行ったとき、うずらの姿焼きを食べたときのこ経験をインスピレーションに詠んだ一首です。 […]
【今日の短歌】どこまでも二人のままで沈むよう耳のかたちをくらべる夜は (黒崎聡美)
耳の形といえばですねぇ。おじいちゃん譲りの私の耳は、ダンボみたいに広がっているんですよ。いわゆる立ち耳ってやつです。もうこれは子供のころから言われまくっていて、先日も姪っ子ちゃんからは「ギョーザの皮」とかわ […]
【今日の短歌】わたくしはけふも会社へまゐります一匹たりとも猫は踏まずに (本田真弓)
唯一ピアノで弾ける曲が「猫踏んじゃった」の朝倉冴希です。今回は「猫の日」にちなんで、猫に関連したこの一首です。 猫は踏まずに・・・って、現実的に猫を踏むことなくというよりも滞りなくという意味合 […]
【今日の短歌】私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない(田中有芽子)
こういうことを言ったところで、「はっ?何を言っているの?」「どうだっていいよ」と怪訝な顔をされてしまうかもしれません。日本狼はいないから確かめようがない・・・そもそも日本狼アレルギーだろうがなんだろうが、そ […]
【今日の短歌】すきな原曲のカバーがいいときのしっぽがあればふりたい気持ち (岡野大嗣)
声質や抑揚のつけ方、曲のアレンジの仕方などによって、同じ曲でも全く別の曲のようにもなるのがカバー曲。すきな原曲のカバーがいいときって、好きな曲を大切に歌い継いでくれてありがとうという気持ちになりますね。 & […]
【読書】枡野浩一著・ショートソング
ショートソング=短歌ということでたくさんの短歌が登場するのですが、著者の枡野浩一氏をはじめすべて実在している歌人の短歌が登場人物の作品として使われています。解説は、宮藤官九郎氏。 短歌というと […]