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- 【今日の短歌】雑踏の中でゆっくりしゃがみこみほどけた蝶を生き返らせる(木下龍也)
- 【今日の短歌】よもの山に木の芽はるさめふりぬればかぞいろはとや花のたのまむ(大江匡房)
- 【今日の短歌】ありがとうなんて言うのも今さらのような気がするけどありがとう (俵万智)
- 【今日の短歌】 茶碗など黙って洗う涙とはたまれば自然におちる液体 (畑 彩子)
- 【今日の短歌】秋日ざし明るき町のこころよし何れの路に曲りて行かむ (窪田空穂)
- 【今日の短歌】しゃべりつつ言葉を選ぶ立ち止まりムーンウォークをする感じにて (佐佐木幸綱)
- 【今日の短歌】ト音記号を最後に書きしはいつなりしか広げし白紙に雨音ひびく (河野裕子)
- 【今日の短歌】きのことは柔らかい釘、森にいる誰かを森に留めおくための (千種創一)
- 【今日の短歌】ぬばたまの黒髪変かはり白髪(しらけ)ても痛き恋には逢ふ時ありけり (沙弥満誓)
- 【今日の短歌】春のあとに夏の来るこそあはれなれアガパンサスの茎拉(ひし)ぎつつ (岡井隆)
- 【今日の短歌】柔肌の熱き血潮に触れもみで寂しからずや道を説く君 (与謝野晶子)