【今日の短歌】青春の鬼に再び守らるる禁獄の身となるよしもがな　(与謝野晶子)

青春の鬼に再び守らるる禁獄の身となるよしもがな　与謝野晶子

子供のように無邪気なだけではいられず、大人ほど自由が利かない思春期。守られているということでもあるけど、まるで禁獄のようだと、鬼に見張られているかのごとく窮屈な思いをすることもある時期かもしれないですね。かけがえのなさに気付くのはいつだって失ってから。

TLでは、飲食店での悪質な迷惑行為の炎上動画が頻繁にあがってきます。怖いもの知らずは若者の特権。「青春の鬼」に守られている内なら許されることは多いけど、それでも取返しつかないこともあります。動画の彼らはあれだけ厳しいバッシングに晒されて禁獄同然なのでしょうが、ネット社会の恐ろしさや取り返しつかないことの厳しさを彼らが思い知るのはこれからなのかもしれません。