【leaf】

 

なんて黄緑

透かされるたびに眩くそのままに育っておくれ   なんて黄緑

それぞれが馴染んでいてもそれぞれで踊っているの   仲間でいよう

いつまでもぶらさがってはいられない   手を離さずにいられない秋

「お先に」っていなくなるけどすぐそこに残るはずだよ   落ちてからもね

残されてたったひとりで見守ったオレンジの実   あれは太陽

 

合図ください

さみしくはないからねってひょっこりと顔を出ても去ってしまうの

なにかしら一部となってそこに立ち「またおいでね」と手を振りながら

ひっそりと役目を終えてしまうからいなくなったと合図ください

 

ここに決めたよ

地上にはないものがある 「ほら雲だ」 うわさ話をはじめてしまう

どこまでもあがっていくよ  揺らしたらしなる強さをもって勝手に

サワサワと置いてきぼりにしないでと飛び立っていく  ここに決めたよ

 

 

 

 

 

山の麓で暮らしていると、季節によって木々の表情が変わっていくのを毎日のように見ます。

 

柿の葉、桜の葉、竹の葉。

『葉っぱのフレディ』をきっかけに、葉という存在をあらためてじっくりと眺めるようになりました。

 

若葉の色鮮やかなみずみずしさ。夏が近づくにつれて色濃くなり、いつの間にか木々から離れ、風に運ばれて落ちていく。

 

同じ「葉」でも、そこにある時間も、役目も、去り方も違う。 そんな葉の姿を眺めながら詠んだのが、連作「leaf」です。

 

noteでは、連作「leaf」を、構造から読み直してみます。