【自作短歌】一匹の蟻がいまして銀鼠のインクの上を這ってゆきます (朝倉冴希) 公開日 : 2018年1月28日 / 更新日 : 2020年5月15日 朝倉冴希の作品 銀鼠とは、少し青みがかった灰色のこと。 黒でも濃紺でもない・・・ 滲んで染みとなってしまったインクの色は・・・。 風花日和 posted with ヨメレバ 朝倉 冴希 新風舎 2005-04 Amazon Kindle 楽天ブックス More from my site【自作短歌】シグナルは青 君の背がまた遠のいて「時間よ止まれ」 (朝倉冴希)【自作短歌】恋人もレンタルしたいビデオ屋で必要なとき必要なだけ (朝倉冴希)【自作短歌】モノクロになりゆく君はゴールドの波をたずさえ微笑んでいる (朝倉冴希)【自作短歌】ファスナーが壊れてしまい優しくも強くもなくて負けだと思う (朝倉冴希)【自作短歌】情熱とついていけない気だるさが空しく募りマーブル模様 (朝倉冴希)【自作短歌】海馬よりすべての君を切断しアイスキューブに閉じこめている (朝倉冴希)【自作短歌】平等に注がれていく君からの蜃気楼など拾い集める (朝倉冴希)【自作短歌】黒ずんだ巨塔にのまれ去る者を見送り今日も深夜残業 (朝倉冴希)【自作短歌】一秒も巻き戻せないことぐらい知っていたはずなのにどうして (朝倉冴希)【自作短歌】それとなく作り始めたチャーハンをその一言で激辛にする (朝倉冴希)【自作短歌】透き通る人でありたい箸を持つ君のその手に触れられるまで (朝倉冴希)【自作短歌】不要なら流せばいいとめいっぱい蛇口をひねる深夜この手で (朝倉冴希) タグ : tanka, インク, 一匹の蟻がいまして銀鼠のインクの上を這ってゆきます, 手紙, 朝倉冴希, 歌人, 現代短歌, 短歌, 自作短歌, 蟻 「【自作短歌】隠すのがとても上手な彼女らのヒエラルキーはアテにならない (朝倉冴希)」 「【自作短歌】平面の君は動かず頬だとか唇だとか立体がいい (朝倉冴希)」 コメントを残す コメントをキャンセル名前 (必須) メールアドレス(公開されません) (必須) ウェブサイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 コメントコメント送信 email confirm* post date* 日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)