本日は皆既月食。24年ぶりにスーパームーンとも重なるということで、天候さえ良ければ絶好の観測日和になりそうです。 このblogを書いている今の空模様は曇りといったところ。少し前ま […]
「今日の短歌」の記事一覧(20 / 43ページ目)
【今日の短歌】わが恋は虹にもまして美しきいなづまとこそ似むと願ひむ (与謝野晶子)
写真は、昨日の夕方に撮った虹です。夕飯の支度をしていると、オレンジに染まった西日が射してこんできて、思わず手を止めました。夕日に映えた山肌がとても綺麗だったので窓に近づいたら、虹が架かっていました。 &nb […]
【今日の短歌】梅雨に入りしその日駄洒落 ハピバスデイ梅雨(ツーユー)と言ふ 窓に向かいて (菊池孝彦)
「明日から梅雨入りになりそうだね」と言われて、「えっ⁈もう⁈まだでしょ」と返したのは昨日のこと。これから雨の日が続くとはいえ、さすがに早すぎじゃない⁈半信半疑だったけど、ここ東海地方でも梅雨入り坊やがおでま […]
【今日の短歌】ほととぎす鳴くや五月のあやめぐさあやめも知らぬ恋もするかな (詠み人知らず)
ほととぎす鳴くや五月のあやめぐさあやめも知らぬ恋もするかな 詠み人知らず ホトトギスが鳴き、五月ともなればあやめぐさも咲くが、物事の筋や分別のつかない盲目的な恋をしてしまったものだよ 暗がりな […]
【今日の短歌】いかにせむ山の青葉になるままに遠ざかりゆく花の姿を (俊恵)
いかにせむ 山の青葉になるままに 遠ざかりゆく花の姿を 俊恵 どうしようというのか。山が青葉になるにつれて遠ざかってしまう花の姿を 春になれば山桜、そして木々の間に隠れるように咲いている自生の […]
【今日の短歌】白藤のせつなきまでに重き房かかる力に人恋へといふ (米川千嘉子)
恋しさだったり、祈りだったり、願いだったり。募る想いというのは内へ赴き、そして藤房のようにだんだんと重く垂れ込めるもの。当たり前にあったこれまでの日常を渇望し、想いを募らせていく中で、そのことをより深く実感 […]
【今日の短歌】藤波の咲く春の野に延ふ葛の下よし恋ひば久しくもあらむ (詠み人知らず)
藤波の咲く春の野に延ふ葛の下よし恋ひば久しくもあらむ 詠み人知らず 藤の花が咲く春の野に蔓延る葛のように、心の中で慕っているばかりでは、この恋が成就するのは遠い先のことになってしまうでしょう […]
【今日の短歌】片恋よ 春の愁いの一日をティッシュペーパーほぐして過ごす (服部真里子)
ティッシュペーパーをほぐしながら片恋よ・・・というよりは、花粉で鼻がグュショグシュでなんですけど。春は、とかくティッシュペーパーと大親友になりがちです。マブダチですわ。それでも一時よりは少し落ち着いてきたか […]
【今日の短歌】思い通り咲けぬさくらも混じれるか雨に散りたるあとを踏まれて (千々和久幸)
花弁がついたまま落下していく八重の桜。御衣黄桜もそのひとつ。御衣黄の由来にもなった萌黄色は茶色く色褪せ、ひっそりと散っていました。よろづのことも、初め終はりこそをかしけれ。吉田兼好がいうように、満開の桜もい […]