そういえばいつからだろう、注射があまり怖くなくなったのは・・・。血液検査に点滴。何かというとすぐ注射を打たれていた子供だったので、割と早い段階から注射慣れしていました。採血の時は、血が抜かれるのをじ~っと見 […]
「今日の短歌」の記事一覧(33 / 46ページ目)
【今日の短歌】おれの名のラベルが貼られ液体のおれが奥へと運ばれてゆく (佐佐木定綱)
小学生のころ、一週間ほど検査入院をしたことがあります。採血のとき、ある日ふと血液を入れる容器のラベルを見ると、カタカナで書かれている私の名前が間違っていることに気が付きました。苗字は合っているんですけど、名 […]
【今日の短歌】お笑いの画面を消しておもむろに笑わぬ前の顔に戻しぬ (石田比呂志)
仕事以外は、ほとんどステイホームの日々が続いています。家にいながらでもなるべく楽しみを見つけていこうと、あれこれ思考を凝らしては乗り切ろうとしています。とはいえ、なんとか気持ちを奮い立たせてみるものの、それ […]
【今日の短歌】たほたほと移される春の小麦粉の粉にはなれぬあたりが飛べり (田中濯)
コナモンの日ということで選んだ短歌。 小麦粉をボールに移したりとかすると、どうしても空気中に煙のような粉がほわっと漂いますよね。あたりに舞った粉は、多数派の粉と混じり合うこともなくどこかへと飛 […]
【今日の短歌】馬鈴薯が青き芽伸ばし好きなことそろそろしてもいいころと言ふ (佐藤慶子)
我が家の畑にて。 ウチの馬鈴薯も青き芽を伸ばしています。去年の今頃なら「好きなことそろそろしてもいいころ」を素直な気持ちで受け止められていたと思います。でも今は、あのころからは想像もつかない形で「そろそろ・ […]
【今日の短歌】カーテンが風に押し上げられている まだ消えていないわたしを生きる (上本彩加)
5月になって急に暑くなりましたね。部屋の窓を全開にすることが多くなりました。職場でも、コロナ対策の一環でどこもかしこも換気、換気。可能な限り、ドアや窓が開けられています。 早くも夏の到来か⁈ […]
【今日の短歌】白抜きの文字のごとあれしんしんと新緑をゆく我のこれから (安藤美保)
白抜きといえば、背景色から文字色である白を抜き取る手法。新聞や雑誌の活字で目にすれば、強烈なインパクトを残します。 物事を達成するには、時に何物にも染まらない白抜きとなって自分を貫くことも必要 […]
【今日の短歌】街路樹の若葉わがこころの若葉ふれあひていま春過ぎむとす (荻原裕幸)
なんでこんなに好きなんだろうと自分でも思うけど、新緑を見るのが大好きな私。まばゆい新緑を目にすると、無条件で元気になれます。暗いニュースばかりが飛び込んでくる中で、若葉のエネルギーと癒しにものすごく救われて […]
【今日の短歌】熱つ熱つのじゃがいも剥けば冬眠からさめたばかりのムーミントロール (杉崎恒夫)
言わずもがななんだけど、男爵よりもメークイーンのほうがムーミン感あるよね。ムーミンって、ムーミン谷の妖精だっけ? あのフォルムからして癒し系のイメージ。そのほんわかとした世界観と融合させるのに、「熱々」では […]
【今日の短歌】アルコール消毒液を手に受ける小さなくしゃみのようなささやき (戸田響子)
このご時世、毎日のように消毒液を手に受けている方は多いのではないでしょうか。私もです。潔癖でなくとも、ことあるごとに除菌も除菌。手が荒れなくてウイルスに効果的ということで、我が家ではミクロテクト(次亜塩素酸 […]