名古屋で行われた「人体の不思議展」を見に行ったときの衝撃は忘れられません。本物の人体がプラストミックという特殊技術で標本となっていて、皮が剥がれた筋肉や内臓、浮き彫りになった神経や血管、輪切りにされた断面、 […]
「2024年5月」の記事一覧
【今日の短歌】人類はほとんど水でできておりやがては霧となる資料集(小野田光)
ほとんど水でできている人類。その人類にある水分が霧になったのなら、連想されるのはミイラです。古代エジプトでは、棺のミイラと供に「死者の書」というのが納められていました。古代エジプト宗教では、死者の魂は「死者 […]
【今日の短歌】香の高き薔薇の名はケアレス・ラブといふ二つくらゐは誰にもあらむ(米川千嘉子)
自分の中で三大憧れの薔薇というのがあって、一つ目はトマス・ハーディの「日陰者ジュード」という小説にちなんだ「ジュード・ジ・オブスキュア」、2つ目がローズメイカーという映画に登場する「イパネマの娘」、そして掲 […]
【今日の短歌】若竹の伸びゆくごとくこども達よ真直に伸ばせ身をたましひを(若山牧水)
待ちわびた筍がやっと出てきたと思ったら、そのまま少しでも放っておくとどんどん背丈が伸びて、そのうち皮を脱ぎだして、そこから先はもうあっという間に周りの竹と背丈が変わらなくなって・・・。竹の成長というのは本当 […]