年末に向けて、少しずつ早めに大掃除を進めているつもりですが、あれもこれもと手を付けているうちに、忙しさの中で時間があっという間に過ぎていきます。特に網戸や窓の掃除は、光の加減によって汚れの見え方が変わるので […]
「2024年」の記事一覧
【今日の短歌】「どの道を選んでも悔いは残ります」さざんか冬の入口に咲く (大下一真)
どんな選択をしても、すべてに満足することは難しいものです。 それでも、「人間万事、塞翁が馬」「禍福は糾える縄のごとし」ということわざがあるように、今感じている後悔が、実は未来の自分を形成する大 […]
【今日の短歌】皸といふ皸にワセリン塗りこめて立ち直りゆくものか冬の夜 (柏原千惠子)
厨房で働いていた頃、手荒れに悩まされていました。いくらクリームを塗っても、手のひらや指先は常にひび割れ、乾燥しては痛みが走る日々。皮膚の表面のバリアがボロボロになっているところに、次から次へと洗剤などの刺激 […]
【今日の短歌】わたしたち夏から冬がすぐ来ても曇天を今日の服で飾って (柳原恵津子)
今年の季節の移り変わりは、まるで駆け足で進む物語のように感じられました。猛暑の日々が長く続いたかと思えば、急な気温差が追い打ちをかけ、秋らしい穏やかな気候を十分に楽しむ間もなく、気がつけば冬の入り口に立って […]
【今日の短歌】えんぺらを抜き墨袋ぬき軟骨をぬきてなめらかな空洞とせり (花山多佳子)
あれっ⁈と思うのは、抜くとすればゲソの部分じゃない?ということ。イカを捌く手順としては、えんぺらよりもまずはゲソの部分のはず。ゲソの部分を外して、墨袋と軟骨を抜いて、なめらかな空洞にするのがセオリー。第一、 […]
【今日の短歌】柿の朱は不思議なる色あをぞらに冷たく卓にあたたかく見ゆ (小島ゆかり)
若葉が芽吹き、鮮やかな葉の黄緑がだんだんと深まってくると小さな実をつけ、やがて葉が次々と散っていくのと対照的に実は大き気づきくなって朱色に色づいていきます。そして秋が深まる頃、葉を落とした柿の木に一つだけ残 […]
【今日の短歌】遠い未来に必ず訣れがあることを疑わずされど日々に思わず (久々湊盈子)
「わかれ」と一口にいっても、「別」「分」「岐」など、シチュエーションによってふさわしい漢字を使い分ける必要があります。例えば、「別れる」は人と人が離れることや、さよならをすることを指し、感情的なつながりが断 […]
【今日の短歌】私にも優しいあの子の完璧なポニーテールがただしく揺れる (三浦なつ)
よく通る明るい声で見本のような挨拶をし、誰に対しても同じテンションで感じよく接する彼女は、ポニーテールがトレードマーク。「ポニーテールがただしく揺れる」にビビッときたのは、まさしく彼女のことを思い浮かべたか […]