【今日の短歌】月、そしてそこから冷えてゆく音叉 ひかりにみちて鳴ることもなし(上川涼子) 2025年10月6日 今日の短歌 月は、水面を打ったような静けさを携えています。たとえば音がなくとも文字で「シーン」と表すような、そんな静寂感です。この「シーン」を、音叉のあの響きに喩え、「冷えてゆく」「鳴ることもなし」と畳みかけることで、 […] 続きを読む