明らかに“創作”だとわかりきったものならともかく、「主体」の設定がフィクションであると知った場合、読者を戸惑らせてしまうケースが詩歌にはあります。 例えばですけど、エッセイと謳われている本に書 […]
「詩歌」タグの記事一覧(14 / 20ページ目)
【今日の短歌】立てるかい 君が背負っているものを君ごと背負うこともできるよ (木下龍也)
「立てるかい」「君が背負っているものを君ごと背負うこともできるよ」 どこぞの少女漫画のヒーローか白馬の王子かしら・・・と思うほどキザでカッコイイ台詞。ですが、その台詞を真に受けるほど、どうやら […]
【今日の短歌】その子二十 櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな (与謝野晶子)
成人の日ですからね。 「その子二十」という字余りの初句から、その後の「春のうつくしきかな」まで流麗に畳みかける調べ。与謝野晶子のこの歌を知ったのはいつだったか。おそらく中学生ぐらい・・・いや小 […]
【今日の短歌】同棲をしたいと切り出す妹の納豆の糸光る食卓 (鯨井可菜子)
「話があるんだけど・・・」とおもむろに切り出す、あるいは切り出されたときのピリッとした緊張感や緊迫感を、掲出歌の「光る」の文字は見事に捉えています。 特に家族間では何度か経験していることだけど […]
【今日の短歌】小さめにきざんでおいてくれないか口を大きく開ける気はない (中澤系)
病院や施設の厨房で働いていたときのことがよぎります。 嚥下がうまくできなかったりで普通食が食べられない方のために、刻んたりミキサーにかけたりとろみをつけたりするんですけど、人によって「主食がお粥で、副食は常 […]
【今日の短歌】こめかみをひっぱるように青空がまたひろがった逆らえないな(本田瑞穂)
台風一過の今朝、雲ひとつない晴天だったのでゆっくりと近所を歩いてみました。 清々しいほど澄んだ空気の中でキラキラと輝く緑。吸い込まれそうなほど綺麗な青空。これが台風と無関係の日常の景色ならもっ […]
【今日の短歌】「はい?」という口癖指摘されてより私はわたしの言葉見張りき (細溝洋子)
こちらの立ち回りも上手くなかったのだけど、口が上手い相手にうまく丸め込まれていいようにされていると感じ、どうにもこうにも心に引っかかってモヤモヤしていた時期がありました。 無理やりテンションをあげることがで […]
【今日の短歌】団栗はまあるい実だよ樫の実は帽子があるよ大事なことだよ (小島ゆかり)
子供のころよく行っていた公園にはちょっとした石段があり、そこを登っていくとたくさんの椎や樫の木が植えられていて、秋にはよく椎の実や樫の実を拾っていました。割合でいうと、圧倒的に椎の実が多くて全体の8割ぐらい […]
【今日の短歌】木犀のかをりほのかにただよふと見まはせど秋の光のみなる (窪田空穂)
仕事帰りに先輩と駐車場までの道を歩いていたとき、「金木犀がいい香りですね」と言ったら「うん、トイレの芳香剤の香りだけどね!」とあっけらかんと返されて、ズッコケそうになったことがある朝倉冴希です。もう何年も前 […]










