本当に伝えたいことなんてたった一言しかないんだけどね。
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【自作短歌】ひっそりと幕をおろせばこの心知れることなく梅は香って (朝倉冴希)
人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける 紀貫之 訳:人の心はいざ知らず、ふるさとの梅は昔のままに香を放っています 「土佐日記」で知られる紀貫之のこの和歌。これにはこんな逸話がありま […]
【自作短歌】君からのマシュマロほどの感触がここにいなよと教えてくれる (朝倉冴希)
子供ってとにかく肌触りのいいものが大好きで、持っていると安心できるお気に入りのぬいぐるみやタオルがあったりしますよね。フランスではドゥードゥーと呼ぶそうですが、私にとってのドゥードゥーはバスタオルでした。 […]
【自作短歌】どうにでもなれと言えずに教科書に殴り書きしたそれが答えだ (朝倉冴希)
体調不良とか特別な理由がない限り、行くのが嫌で仕方なかった学校へ行っていたのは強いからではありませんでした。行かない勇気がなかったというだけのことです。 でも、だんだんわかってきました。人間っ […]
【自作短歌】原色の夢の続きはつれなくてセピア色した僕はここだよ (朝倉冴希)
セピア色には、大人になってしまったというニュアンスが込められています。 いくつも挫折を味わい、いくつもの夢を諦めてきたけど、その経験を無駄にするかしないかは自分次第だということ。大げさでも何で […]
【自作短歌】いまどきはどこもかしこもスケルトンいともたやすく奥の方まで (朝倉冴希)
日本では“透明”のことを「スケルトン」と言ったりしますが、英語で「スケルトン」は骨格とか骸骨という意味なんですよね。何もかもが筒抜けになる現代社会を表現するのに、最初は「スケルトン」のところを「シースルー」 […]