少しだけヨガを習ったことがあるのですが、個人的にどのポーズより一番役に立っているのがこの死体のポーズ。寝る前に必ずやるんです。専門用語では「シャバーサナ」といいます。
全身のありとあらゆるところの力を抜くのがポイント。やってみると片側の肩とか腰とか浮き上がっていて、自分の体がものすごく歪んでいることがはっきりわかります。力を抜くことで、その歪みがほぐれていくので体がものすごく楽になるんです。
こんなところがこんなにリキんでいると毎回発見があります。
動かないシャバーサナは、ぐるぐるととりとめのない考えが頭を巡るので、それを追い払うのが難しいんです。故に、最も簡単で難しいとされるポーズ。私は、指先に血液が流れるのを感じ取りながら呼吸を深~くして、体が床に沈んでいくイメージでと教わりました。
掲出歌には「目と鼻の奥の力を抜け」とあります。「鼻の奥の力」というのは初めて出会った表現なんだけど、体がほぐれるための力の抜き方はそういう感覚もあるなぁと、掲出歌が心に引っかかった一番の理由です。
それとね。どのヨガ教室も、「ヨガの最後」は必ずといっていいほどシャバーサナで締めるんじゃないかな。私が通っていた教室では「ヨガの最後」はもちろん、何らかのポーズをとったその後にはシャバーサナをやっていました。そうすることで効果が高まるのだとか。