心理学ではセルフコンセプトリカバリー」といいますが、失恋から立ち直るのは自分の感情を紙に書き出すのがいいそうです。そのときの状況、なぜそうなってしまったのか、そのときどう感じたのか・・・etc。

 

自分の現状や思考を書き出すことは痛みも伴いますが、現実を客観的に捉えることができ、失恋によって欠如したアイデンティティを取り戻すことができるのだとか。霧がかって漠然としていたものが、書くことによって見えてきたりします。

 

 

主体の「消せない記憶」が何なのか、それが恋愛なのかどうかもわかりません。ただ掲出歌の「いくら書いても」は、そんな風に書くことで気持ちを整理して前を向こうとしていたのだと捉えました。

 

気持ちを整理していくうえで、結晶のように「消せない記憶」があるということ。それが雨にも陽にもかがやくものであるのならば、無理に忘れるようなことはしたくないなと個人的には思います。ずっと大切にしておきたいし、そういう思い出をひとつでも多く残していけたら素敵ですよね。

 

このところ雨がずっと続いて湿気がすごいですが、そんな雨にもかがやくような消せない記憶を振り返りながら・・・このblogを書いています。