本日は、与謝野晶子の命日(白櫻忌)。毎年、大阪府堺市にある覚応寺で法要が行われます。かつての覚応寺住職・河野鉄南が、晶子と後の伴侶となる与謝野鉄幹と引き合わせました。晶子にとって鉄南は、与謝野鉄幹と出会う前に憧れを抱いていた人物。さて、初期に詠まれたこの歌がどちらに宛てて詠まれたのか。これには諸説あるようです。
白櫻忌とある通り、桜は晶子がもっとも好んでいた花であり、堺市には「与謝野晶子」というブランド桜があります。☆参照
俵万智さんの著書「チョコレート語訳 みだれ髪」の中では「燃える肌を抱くこともなく人生を語り続けて寂しくないの」と訳されました。そうだなぁ・・・私だったらどう訳すかなぁ。さんざん頭を悩ませた結果・・・
【冴希語訳】熱(ほて)る肌を抱きもしないで説くなんてそれでもいいの寂しくないの 朝倉冴希
となりました。