短歌をやっていますが、自分からあまり言っていないのでリアルな世界ではごく限られた人しかそのことを知りません。そんな限られた中のとある友人が、LINEで短歌を送ってくれたことがあります。
同じ傷 抱えた人を 目の前に 同情しつつ 少し安心
某ドキュメンタリー番組を見ていたら、取材を受けている方と家庭環境がよく似ていて子供のころの自分と重なったのだそうです。※掲載の許可はいただいてあります。
LINEを読み返すと、「心情をなるべく正確に表現したいって思っちゃう」とありました。「正確性は必要ない?」って訊かれて、「ズバッとしちゃうとそこで終わって広がらないんだよね」「言っちゃってるから(笑)」と答えていました。
でも、心情をなるべく正確に表現しようとするのは悪いことではなく、ただそれをそのままズバリ言わないほうがいいということなんですよね。ズバッと言い切ることなく、そこに落とし込むようにうまく言葉を選んでいけたなら、それはむしろ大成功!!だと思います。
複雑すぎる人間の心理を言語化するのって、実はなかなか大変なことなんだなと短歌をはじめて思うようになりました。日々精進~。
さて、そんな友人が送ってくれた短歌にインシュピレーションを受けて詠んだのがこちらの一首です。
あの頃の僕を見ているようでまだ目が離せないドキュメンタリー