来る11月23日は陰暦10月16日。この日は1000年前の1018年に藤原道長公があの「この世をば…」と歌を詠んだ、まさにその日なんです。しかも満月!以前陽暦の該当日にアナウンスしたところ、「見逃した」という方が多かったので今回は前もって告知。23日の満月は『望月の歌』から千年目の月、 必見です!
— 清少納言 (@seisyounagon_) 2018年11月21日
https://irorio.jp/nagasawamaki/20181123/506428/
というわけで、まさに1000年前の今日、藤原道長が「この世をば我(わ)が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば (この世は自分(道長)のためにあるようなものだ 望月(満月)のように何も足りないものはない Wikipediaより)と詠んだのですね。
「この世は自分のためにある」と、山本リンダばりにスパッと言い切ってしまうところが凄いよね。(笑)
藤原道長と言えば、三人の娘を天皇に嫁がせ「一家三后」を成し遂げた権力者。源氏物語に出てくる光源氏のモデルとも言われていましたよね。今は、源融(みなもとのとおる)説が有力みたいですが、道長といえばどうしても光源氏のイメージと重なります。
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権力があって何もかも手にできても、欲望というのはキリがないですからねぇ。もっともっと・・・と、なかなか道長のように「何も足りないものはない」と思えなかったりするのかもしれないですよね。そういえば、元上司からの年賀状に、毎年のように「『足るを知る』が目標です」と書かれてあったことを思い出しました。
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今、ちょうど窓から月が見えていてとても綺麗です。1000年前に道真が見た月もこのような月だったのかもしれませんね。