イギリスという国は、主に労働者階級、中産階級、上流階級にわかれており、それぞれ微妙に発音やアクセントが違うのだそう。なので、その違いによって、その人がどの階級に属しているのかがわかってしまうのだとか。

 

階級で発音やアクセントが違うのと同じように、国別によっても発音やアクセントの特徴がありますよね。といっても、発音がどうこう以前に、欧米諸国においてアジア人はとかく人種差別を受けがちです。

 

イギリス国籍を取得しイギリスに在住する渡辺さん自身もアジア人差別の洗礼を受け、上流階級および白人至上主義による差別的な構造への疑問を強くしたのだろうと予想します。たまたま飛び込んできたネットニュースでは、フランスなどで新型コロナウイルスの影響によりアジア人差別が激化しているとありました。

 

潜在的に差別意識が芽生えるのを止めることはできません。新型コロナウイルスの影響でアジア人に対して厳しい目が向けられるのことも、現状を踏まえればそれも仕方がないかなと思える部分もあります。でも、それをあからさまに態度に出すか出さないかに大きな差があって、その人の本質や人間性が問われるところなのかなと思います。

 

これ難しいところがあって、衛生面の観点からすれば感染を広げないためにも一定の配慮は求めることは決して間違ってはいないとは思うし、そうするべきだというのは本音のところです。そこを混同して、差別だというのはちょっと違うような気がします。

 

私が海外に行ったときはあからさまな人種差別をされたことはなかったのですが、上記に限ったことではなく世界のいたるところで差別は行われています。

 

 

イギリスは、1月31日午後11時をもってEUを離脱しました。そもそもEU離脱は、EU加盟によって移民がどっと押し寄せて、職を奪われたりあらゆる生活基盤がパンク寸前で影響を及ぼしているからでしょう?イギリスが今後どのように変わっていくのかはわかりませんが、日本でも外国人就労の規制を緩和をしたりと決して他人事ではないですね。

 

そんなつもりはなくても・・・誰もが平穏に暮らせることを望んでいたとしても、私にだって奥底にくすぐっているいろんな感情はあるし、ものすごく不利益な形で生活に影響が及べば綺麗ごとなど言ってられなくかもしれません。

 

難しい問題ですね。