【今日の短歌】肺魚へと進化してゆく一瞬が湯にとじこもるわたしにはある　(江戸雪)

身も心もどろ～んと解けてしまって、心地がよくて、動くのがかったるくもあり･･･。あ～なんかこのままでいたいし出たくないなぁって。湯船に浸かっているとそうなることがありますね。どうしたって出なくちゃいけないから出るんだけど。

いつまでも安楽に身を置いていたい気もするけど、そこから抜け出せなければ、抜け出した先に待っている自由は手に入らない･･･。それがわかっていても、現状に順応すればするほど、ギリギリまで粘っていたい心境なのでしょうね。

そんな風にして湯にとじこもってしまうことへの背徳感。わかる気がします。湯船から出るのは簡単だけど、自分の中の殻を破ることは勇気と覚悟の要ることだしね。大なり小なり、私にもそういう葛藤は常にあります。

ただ経験上ひとつだけ言えるとすれば、本当に心の底から何かをやりたい･･･やろうとするときって、いても立ってもいられなくて、そこに臆するより先に飛び込んでいる気がします。

別に大それたことをしなくても、できることをできるなりに。そうやってやっているもんじゃないかな。そういうもんじゃないのかなって思うんですよね。