【今日の短歌】執拗に水切りしたる豆腐もて白和えつくる二月の厨　(後藤由紀恵)

節分の日に、セブンイレブンまで恵方巻きを買いに行ったところ、700円以上買えば惣菜を一品贈呈しますというキャンペーンをやっていたんです。数ある惣菜の中からどれでも一品ということで迷ったのですが、何かとアレンジがしやすいかなとひじき煮をいただくことにしました。

でね、せっかくなので、昨日はそれを使って白和えを作ってみました。コンビニの具材を使えば、あとは水切りして滑らかにした豆腐と調味料を和えるだけだから超簡単。便利な時代です。

白和えはきっちり水切りしないと味がボケるし、和え衣がゆるくなっちゃうんですよね。豆腐を茹でたりレンチンするやり方もあるけど、私は加熱しないほうが好きかな。

重石である程度まで水切りしても、少し強めに手で押さえてみるとまだ水分が出てくることがあるから、念押しで和える直前にさらに水気を取るようにしています。まさに掲出歌のごとく「執拗に」

その「執拗に」をポンと初句に持ってくるあたり、かなり料理慣れしていることや、こだわりを持った丁寧な仕事ぶりが窺がえます。