水菜はもともと生で食べられるぐらい葉も茎も柔らかいのが特徴だけど、「みどり柔らかく」とあるからまだ出立てなのかと思います。ウチの畑でも水菜を育てているのですが、今がまさにそんな時期。サラダにしても煮浸しにし […]
「エッセイ」タグの記事一覧
【今日の短歌】ジャポニカの学習帖がひしめいてサファリパークのごとき教室 (伊波真人)
「ジャポニカの学習帖」といえば、大日本百科事典ジャポニカのタイアップ商品として販売された学習ノート。表紙を飾っている動植物の写真はインパクト大で、それこそクラスのほぼ全員が持っていた気がします。もちろん私も […]
【今朝の短歌】おりたちて今朝の寒さを驚きぬ露しとしとと柿の落葉深く (伊藤佐千夫)
このところの朝晩の冷え込みに、会話の端々に「今年の秋は短い」といった声が聞かれるようになりました。かと思えば、日中になると上着を脱ぐぐらい暑かったりもして。一日の気温差が激しいので着る服に迷いますね。 &n […]
【今日の短歌】世の中に麻は跡なくなりにけり心のままの蓬のみして (北条泰時)
すべての人間は“善”として生まれ、“悪”は後天的なものであるというのが孟子の性善説。人間は未熟で弱い生き物というのが根底にあり、だからこそ“悪”に走らぬよう正す努力を怠ってはならないという性悪説を唱えたのか […]
【今日の短歌】コピー機を腑分けしてゐる一枚の詰まりし紙を探しあぐねて (門脇篤史)
ここ東海地方でも梅雨入り坊やがお通りなさったようで、いよいよ湿気との戦いがはじまります。“髪”が湿気でうねったり広がったりというのもありますが、“紙”もまた湿気を含んで紙詰まりしやすくなりますね。 &nbs […]
【一口日記】蜂蜜とフレーバー
薔薇の種類は数多あるけど、その中から蜂蜜を採取できるのはダマスクローズのみ。そんな希少な蜂蜜はやっぱり芳醇な薔薇の香りがするらしい。前々から興味をそそられていたのだけど、先日ついにお試しで注文してみた。 本 […]
【今日の短歌】「福寿草まだ出ませんね」「そうですね事情は特に聞いてませんが」 (大下一真)
早咲きの梅がもう咲き初めていて、今年は桜の開花も早まりそうだと先日のニュースでやっていました。早かろうが遅かろうが、時期になればちゃんと咲いてくれて季節の到来を告げてくれる花々。例年と比べて早いとか遅いとか […]
【今日の短歌】感情の置き場所だけは奪われぬ言葉はずっとずっと一緒だ (東直子)
短歌をやっていて良かった、SNSで発信して良かったと思う一番の理由がまさにこれ。 少し乱暴な言い方をすれば、言語化すれば辛いことや悲しいこと、しんどいことも“ネタ”になるという強み。もちろん配 […]