青玉のしだれ花火のちりかかり消ゆる途上を君よいそがむ 北原白秋
青玉のしだれ花火が散って消えてしまわないないうちに急ごう
“青”は「青春」や「若さ」の象徴。「青玉のしだれ花火」は、額面通りの“花火”なのかもしれないし、そうした「青春」や「若さ」の隠喩なのかもしれなくて、どちらにしても“青”の効果は絶大。他のどの色でもなく“青”だからこそ惹かれた一首。
青の炎症反応を起こすには物質を複雑に組み合わなければならないのと、夜空にはかなりの青色が含まれていることで、花火の中でも青玉というのはかなり難易度が高いんですよね。
今年は、去年まで中止されていた花火大会が開催されたところも多くて、TwitterやinstagramのTLとかにも花火の動画や写真がいっぱい流れてきました。花火ってこんなにも美しいものなのかと再認識させられる壮観で芸術的な艶やかさ。今年はいつにも増して、青玉の花火を多く見かけた気がするのですがたまたまなのかな。
わが地元では、祇園の花火大会は中止。サプライズ花火と、町内規模での打ち上げがありました。来年はもっともっと多くのところで花火大会が開催されるといいですね。