豊橋市・西川城址(カタクリ山)にて

 

もののふの八十娘子らが汲み乱ふ寺井の上の堅香子の花 大伴家持

たくさんの乙女らが寺の井戸で水を汲んでおり、その傍らに可憐に咲くカタクリの花よ
たくさんの乙女らが寺の井戸で水を汲んでいるかのように可憐なカタクリの花よ

看板にもあるこの和歌の現代語訳には、上記の2つの説があるようです。

 

天候に左右されやすい繊細なカタクリの花。うら若き乙女もホルモンバランスなどの影響を受けやすく繊細なのは同じですね。

 

 

大伴家持は、万葉集の編纂者であり三十六歌仙のひとり。父は大伴旅人、正妻は坂上大嬢。万葉集の中で最も多い480余首の歌を残しました。