お試しで、葛の花茶・葛の花サイダー(炭酸というよりほぼジュースだったけど)作りに初挑戦してみました。

 

葛の花茶。

 

仕込み中の葛の花サイダー。
基本的には、花と砂糖と水を瓶に入れて常温で放置すれば、酵母の力で発酵して出来上がり。

 

 

葛花を摘むところからやってみてわかったこと。葛は至るところで見かけるので簡単かと思いきや、絡まっている木の高いとことか、いい感じに咲いていてもそこに行くまでが大変だったり私有地だったり。場所によると思いますが、私の自宅付近では、花はあまり手の届くところでは咲いてくれていません。そもそも採取可能なのが河川敷とかに限られてるし。

 

葛花を集めているときは「葛の花踏みしだかれて色あたらし」のように、踏みしだれるようなところだったら簡単に摘めるのにと、掲出歌のことがずっと頭から離れませんでした。とはいえ、なんとかいい場所が見つかったので、来年からはもう少しスムーズにできそうです。

 

葛の花茶は、花茶特有のほんのり甘みの後にスッキリとした味わいの飲みやすさ。気になる葛の花サイダーのお味はフルーティー&フローラルでワインのような芳醇な味わい。葛花を集めたら集めたで、虫もいるし選り分けたりするのも大変だったけど、結果的には大満足でやった甲斐はありました。期間限定のお楽しみ。

 

 

話は少し変わりますが、よく散歩をする山道があって、そこで景色を眺めながらボーっとするのがお気に入りなんです。滅多に人が通らないとこなんですけど「この山道を行きし人あり」を思わせる形跡はいくつかあって、自分だけがここに来ているのではないことを実感します。