ここのところ花の記事ばかりでしたが、今回は短歌です。

 

もしかして細かいところで記憶違いがあるかもしれませんが、昔「フルハウス」という海外のコメディードラマでこのようなシーンがありました。

 

そこに登場するタナー一家が、みんなで旅行に出かけて楽しいひと時を過ごすのですが、終盤になるにつれて長女のDJがだんだん元気をなくしていくのです。心配したパパのダニーが「どうしたんだい?」と声をかけると、DJは「この旅行が楽しければ楽しいほどもうすぐ終わってしまうんだと思うととてもつらい」と打ち明けるのです。

 

大切な人と過ごす時間は終わりが近づけば近づくほど切なさも増します。春はそんな“終わってしまう切なさ”をより感じる季節でもありますね。

 

 

この瞬間が終わってしまうのが切ない・・・そう思えるくらいの素敵な思い出が自分にはどれくらいあるのだろうか、そしてこの先どれくらい作っていけるのだろうとふと思ったのですが、長い目で見ればもしかして今この瞬間がまさにそうで、キラキラ輝いている真っ只中にいるのかもしれません。当たり前すぎて実感がないだけで。

 

だからこそ、一瞬一瞬を大事にしていかなければ・・・。・・・そう、今この瞬間から。