そろそろ紅葉シーズンも終わりですね。 今年は京都などに紅葉狩りに行くことができましたが、毎年何処へ行っても境内すべてが綺麗に色づいているなんてことはなく、遠目では綺麗に見えても近づいてよくよく […]
「今日の短歌」の記事一覧(12 / 42ページ目)
【今日の短歌】わが国のたちなほり来し年々にあけぼのすぎの木はのびにけり (昭和天皇)
あけぼのすぎ(曙杉)とは、メタセコイアの和名。落葉樹であるこれまで採掘されてきたセコイアやヌマスギだと思われていた植物の化石が、実はそれらとは違う植物だということがわかり、”後の”や” […]
【今日の短歌】奥山のいはがきもみぢちりぬべし てる日の光みる時なくて (藤原関雄)
紅葉や「みかえり阿弥陀」で有名な、京都にある永観堂禅林寺へ足を運んできました。 藤原関雄は平安初期の貴族であり文人。「文徳実録」には、藤原関雄の人となりを「性閑退を好み、常に東山の旧居に在り。林泉を耽愛す。 […]
【今日の短歌】いむといひて影にあたらぬ今宵しもわれて月みる名や立ちぬらむ (西行)
いむといひて影にあたらぬ今宵しもわれて月みる名や立ちぬらむ 西行 忌むべきものと言われてその光が当たるのさえも避けようとする今宵だけど、無理をしてでもそんな月を見てみたいと思う。悪名の噂が立たなければいい […]
【今日の短歌】筑摩江や芦間に灯すかがり火とともに消えゆくわが身なりけり (石田三成)
関ケ原の戦いに敗れ、三成が今まさに斬首されようとしているときのこと。三成が喉が渇いたので水を飲みたいと言うと、水はないが柿ならあると差し出されます。しかし三成は、「柿は胆の毒」とこれを断ります。これから死ぬ […]
【今朝の短歌】おりたちて今朝の寒さを驚きぬ露しとしとと柿の落葉深く (伊藤佐千夫)
このところの朝晩の冷え込みに、会話の端々に「今年の秋は短い」といった声が聞かれるようになりました。かと思えば、日中になると上着を脱ぐぐらい暑かったりもして。一日の気温差が激しいので着る服に迷いますね。 &n […]
【今日の短歌】きのことは柔らかい釘、森にいる誰かを森に留めおくための (千種創一)
過去に撮影したきのこ達。 きのこって色もフォルムもめちゃくちゃバリエーションがあって、見ているだけで飽きないです。見つけると嬉しくなってテンションが上がります。太古の昔から食べられているものだから、脳が反応 […]
【今日の短歌】春を練りシナモンロールに焼き上げる仕方ないことを仕方なく思う (九螺ささら)
この短歌で思い浮かぶのは、小林聡美さん主演の映画「かもめ食堂」の主人公・サチエさん。シナモンロールといえば「かもめ食堂」 かもめ食堂は、フィンランドのヘルシンキで食堂を開ているサチエやサチエを […]
【今日の短歌】かたりあひて尽し丶人は先立ちぬ今より後の世をいかにせむ (山県有朋)
かたりあひて尽し丶人は先立ちぬ今より後の世をいかにせむ 山県有朋 共に語り合い(国のために)尽くしてきた人は先立ってしまった 。これより先(我が国を)いかようにすればよいのだろうか。 安倍元総 […]